英語のアウトプットは、会話練習だけではありません。
文章を考えて書く、というのも重要なアウトプットの一つです。
ポイント
丁々発止の英語の会話にはついていけないけれど、ゆっくり英文を作ることならできる、というレベルの人には、英作文の練習を集中してやることを強烈におススメします。
そうすることで、書くよりもしゃべったほうが早い!という日がすぐやってきます。
もくじ
大前提・英作文は独りではできない
英作文練習の必要性や有効性については、冒頭で述べた通りですが、英作文は独りで行うことはできません。
文章を作るところまでは独りで行いますが、必ずそれを「ネイティブ」にチェックしてもらう必要があります。
ポイント
独りで書いただけだと、自己満足の全く通じない英語を延々と書き続けることにもなりかねません。
よって、英作文の練習にはかならず添削がつきものです。
私はこの添削を「ネイティブ」にしてもらうことを推奨していますが、練習者がごくごく初歩で英語で説明されたことが理解できない場合は、英語を教えるプロの日本人に添削をしてもらうのも悪くないと思います。
しかし、ある程度英語で説明されたことが理解できるレベルの人にとっては、ネイティブにチェックしてもらうのが一番です。
理由は、ネイティブならではの言語感覚というものがあるからです。
またネイティブはネイティブでも、友だち等ではなくて、教えるプロに添削してもらうのがいいでしょう。
言語のプロではない人にとっては、適切な説明をするのはいくらネイティブとはいえ難しいからです。
例えば、日本語のネイティブである私たちの中でも「なぜ日付の1日は“ついたち”と読むのか?」と聞かれてすぐに説明できる日本は多くありませんよね?
それと同じで、ネイティブでも私たちの「なぜ?」に対してうまく説明できるとは限りません。
この理由以外にも、友だちの時間をもらって教えてもらうからには、こちら側も何かしらの情報を提供しないとイーブンになりませんので、少し工夫が必要になります。
なので、サクッとプロフェッショナルを見つけて、対価を払って添削してもらうのがはやいです。
おススメの英作文練習方法
私は、英作文練習には2つのやり方を提案しています。
英作文添削のもらい方
- 非同期で添削してもらう方法
- その場で添削してもらいアドバイスをもらう方法
非同期で添削してもらう方法
英語の添削サービスを使うのが手っ取り早いです。
私も使っており、おススメしたいのがフルーツフルイングリッシュです。
日本人の講師も在籍していますので、日本語の解説が欲しい場合は日本語講師を選ぶこともできます。
ポイント
無理のない長さの英作文から始めて、徐々に慣れてくると、「書くより話す方が早い!」となってきます。
低コストで優秀な講師から英作文のアドバイスがもらえます。
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初級レベルからOKの英文添削~フルーツフルイングリッシュ
私は、TOEIC600点台の頃に、集中して月に10回から多い時で20回ぐらいコンスタントにフルーツフルイングリッシュで、英作文添削を受けていました。 1回あたりの文字数は600文字です。 その結果、あ ...
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その場で添削してもらいアドバイスをもらう方法
中級レベル以上の人におススメなのが、オンライン英会話のレッスンに、事前に書いた短いエッセイをもちこむことです。
中級者以上なら、25分レッスンで、500~1000語ぐらいのエッセイをもちこんでも、サクッと添削してもらうことが可能です。
時事ネタや日頃思っていること、はたまた日記のようなものでもいいです。
自分が表現したい!と思うことを、事前に書いておいて、レッスン開始直後にSkypeのチャットウインドウから全文コピーを送信します。
そして、レッスンの中でエラーをチェックしてもらうのです。
ちなみに、私の場合、最初にそのエッセイを音読して発音のチェックをしてもらいます。
発音チェックの後、構文やワード選定の適切性、冠詞や前置詞、時制といった点をチェックしてもらい、レッスンの最後に添削後の全文を、もう一度読み上げる、というやり方をしています。
オンライン英会話での添削
- オンライン英会話「フリートーク」レッスンの前に簡単な英作文をする
- レッスンが始まったら講師にその英文を送る
- 最初にそれを読み上げて発音のチェックをしてもらう
- ワンパラグラフごと、またはワンフレーズごとに講師にエラーを指摘してもらう
- 講師にアドバイスをもらう(文章全体の構成など)
英作文の添削には、できればネイティブ講師に添削をしてもらうのが良いでしょう。
ネイティブ講師とレッスンなら、【Cambly(キャンブリー)】か、ネイティブキャンプに「ネイティブ受け放題オプション」をつけるのがオススメ。
ライティングとスピーキングがセットになったベストティーチャー
また、ベストティーチャーでは、自分で英作文をした文章を教材として、レッスンを受けることができるので、一考の余地はあるでしょう。
講師全員がネイティブではありませんが、ネイティブ講師の選択が可能です。
生徒が英作文をして、それをもとにオンラインレッスンでディスカッションするだけではなく、添削後の英文の読み上げ音声(機械音)の提供があったりと、かなりユニークなサービスです。
音声ファイルとして受信できますので、自分で書いた英文を聴いて暗記することも可能です。
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ベストティーチャーを実際に利用している私によるリアル口コミ
ベストティーチャーは、難しい、という意見が聞かれるオンライン英会話サービスです。 その理由は、数あるオンライン英会話サービスの中でも、その特性ゆえ、仕組みを難解に感じている人が多いからでしょう。 また ...
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継続のコツはリアルに伝えたいことを書くこと
英作文を愉しく続けていくコツはただ一つしかありません。
それは、
伝えたいことを書く
ということです。
自分が英語で何を発信したいのか?という点を、改めて振り返るのはとても有効です。
おしゃべりの文字化
ショートエッセイなども、おしゃべりと同じに分類します。
しゃべる前に自分の頭の中を「英文で整理する」ために書き出すのは非常に有効です。
友達や知人と英語で話してみたいことを、日記やエッセイという形にして添削してもらう、ということを継続していると、ある日、「書くよりもしゃべったほうが早い!」という日が来ます。
仕事で必要なメールやドキュメント
あるいは、仕事上のEmailやレターの添削をしてもらう、というのも、実利に直結していて有効です。
ただし、その際は固有名詞や具体的な数値などを伏せる等をして、守秘義務やその他もろもろの違反を犯さないよう注意してくださいね。
まとめ・定期的な英作文練習で正確な英語力が身につく
英作文は定期的に練習しておくべきです。
理由は、会話だと「なんとなく通じている」けれど「実は間違っている英語」を、指摘してもらえないこともあるからです。
話の流れを止めないためにも、多少のミスはあえてスルーする講師は多いです。
それは生徒が臆せずどんどん喋るためには必要な配慮ではあるのですが、細かいミスは残ってしまいます。
そういう点をカバーするためには、書いて添削してもらい、後でそれを読み直す、という学習も取り入れるのがベストです。
しゃべる練習をしているのであれば、書く練習も忘れずにしてください。